大磯の家

海を見下ろす高台の家

 大磯の駅から徒歩で15分ほど山を登り、海を見下ろす景観に恵まれた敷地です。最初に敷地を見に行った時に、海をどう見せるかを考えるのと同じくらい、登ってくる道から家がどう見えるのかが設計の上で重要なテーマだと思われました。ここでは、深い軒によって海からの風雨から建物を守るとともに、道から見上げる視線に印象的に見える事と、海に向かって山の上で踏ん張っているかのような力強さが感じられる事を意図しています。
 一方屋内の計画では、毎日の生活の中で海の景観と光を気持ち良く感じられるように考えました。海に向かって開いたリビングの木製サッシュには雨戸と障子が備わっていますが、全て壁に引き込んで開け放つことが出来ます。吹き抜けの高窓やトップライトからの光は左官仕上げの壁に柔らかく映り、季節や時間の変化を感じさせます。
 温暖な気候でありながら、明け方には強く冷え込む事もある高台の環境に配慮し、床下にエアコンで温風を吹き込み、基礎コンクリートに蓄熱する計画としています。足の触れる床に直接熱を持たせる一般的な床暖房よりも穏やかで、家全体の熱環境を安定させる設計です。

撮影:黒住直臣

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