長浜信幸建築設計事務所 一級建築士事務所  リフォーム・リノベーション・住宅の設計監理 東京

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文は人なり

「松庵の家」H様



 洗練されていながら、華美になりすぎず、どこか人の温もりを感じさせる家―――。もともとインテリア雑誌を見るのが好きで、「この家いいなぁ」と思うものに長浜さんの名前がありました。以来、ネットや雑誌で追いかけていたのですが、2016年、実家を2世帯住宅にするという計画が持ち上がり、思い切ってコンタクトをとってみたろころ、すぐに打ち合わせに来てくださいました。
 「文は人なり」という言葉がありますが、お会いしてみると、まさに手がけられた数々の住宅のセンスそのままの真摯で誠実なお人柄に安心しました。こちらの話にしっかりと耳を傾けつつ、豊かな経験と洗練された感覚で的確にこちらの計画にアドバイスを頂きました。ちょうどその頃、雑誌・ミセスの「私らしく暮らす家」特集で取り上げられていた「井の頭の家」を内覧させて頂くことに。確固とした建築家のセンスが根底にあるものの、自己主張しすぎることなく依頼主の要望を最大限取り込み、家族の歴史、そして未来をも大切に包み込む、家主の人柄が伝わるような魅力溢れたお宅に感動し、その後 正式に設計をお願いすることに。当初はリフォームを予定してましたが、こちらの要望を実現するには限界がある割に費用が想定外にかさむと判明。急遽、建て直す新築計画へと予定を変更しました。
高齢の両親は庭でお茶や食事をするのが好き。収納スペースもしっかり確保したいし個室も欲しい。私たちも各自個室、書斎と更にゲストルームも欲しい。狭くても、それを感じさせない開放的な空間がいいと勝手な要望を投げかけました。すると、両親世帯には中庭に面したデッキと快適な個室に十二分な収納を。私たち家族には中庭に向かった開放感溢れるリビング・ダイニング・キッチンに、必要な個室をバランスよくレイアウトしたプランを提案して頂きました。さらにリビング上には家族の気配を感じながら、籠ることができるロフトも。予算を考えず暴走するこちらにブレーキを掛けてくださるなど肝心な予算にも常時目を光らせて下さり、お陰様で2019年、住む人が「家」に合わせるのではなく、あくまで住む人に寄り添った、地に足のついた唯一無二の「我が家」ができあがりました。

長浜住宅に住み始めて丸4年。両親は四季折々の変化を中庭で楽しみ、私たちは、日々変化する空の色や光と陰影を楽しんでいます。各々必要なスペースは最低限守られながら、風通しのよい温もりある住まいを見事に実現して下さいました。晴れた日には、みんなが自然と中庭のデッキに集まりご飯やお茶を楽しむ。子供も大人もそのときの気分で上や下へ移動する。互いを干渉し過ぎない、家族の息づかいを感じながらも適度な距離が保てる暮らしやすい我が家で、家族の未来を紡いでいきたいです。住宅完成後も、気になることがあれば親身に相談に乗って下さり、直ぐ対応して下さるのでとても心強く助かっています。もしまた家を建てるような機会があれば、まず長浜さんに相談に乗って頂こうと思います。


運命的な出会い

「国立の家」S様


長浜さんとの出会いは、偶然ホームページを見かけたことからでした。そしてちょうどその時「吉祥寺の家」の完成見学会の案内が掲載されていました。こういった家に住むのは夢の夢と思っていましたので、冷やかし半分で見学会に参加しましたが、実際の住宅に接し、やっぱり素敵だねと夫婦で気持ちが盛り上がりました。
長浜さんにお目にかかったのはこの時が初めてでした。とても実直で、真面目な方というのが第一印象でした。土地探しからお手伝いしますよ、と言われて、ここから家が完成するまで丸3年、大変お世話になりました。

言わずもがなですが、家づくりには膨大なエネルギーが必要です。
普段は仕事もしていますし、全てのエネルギーを家づくりに注ぐことはできません。ただ、一方で、せっかく家を作るのに、妥協の産物にはしたくありません。よって有限のエネルギーをうまく使うには、先生の作風や感性が自分の好みにあうかは大変重要だと思いました。実際、先生の作風が気に入っていたわけですので、使用する床材、タイル、壁の仕様・塗装、照明等は、先生のご提案を、ほぼそのまま受ける形で決定することが出来ましたので、ここでエネルギーを消耗することはありませんでした。これは本当に良かったと思っています。

お陰様で、パントリーを作りたい、キッチンはこうしたい、植栽を楽しめる家にしてほしい、無機質なユニットバスにはしたくない等々、実現したいことの検討にエネルギーを注ぐことができました。実現したいことは上を見ればキリがなく、常に予算をはじめとした様々な制約が前に立ちはだかるわけですが、長浜さんには、ああでもないこうでもないといった悩みや実現したいことに対して、様々な制約も踏まえたうえで優位な提案や工夫等プロフェッショナリズムを発揮していただき、何よりも辛抱強くお付き合いをいただきました。押し付けではなく常に施主の希望に沿うように最大限寄り添っていただき、この丸3年に渡る大プロジェクトを完遂することができました。

もちろん、大変満足のゆく家づくりが出来ましたのも、長浜さんに選んでいただいた工務店やキッチン制作会社の丁寧な仕事ぶりも相まってのことと書き添えておきます。
他の建築士の方と比較検討したりするとかは全くありませんでした。まさに長浜さんとは運命的な出会いでした。


この家がこれからどんな新しい表情を見せてくれるか楽しみ

「桜ヶ丘の家Ⅱ」K様


 家を建てようと思ったきっかけは、賃貸のマンションの窓から見えた桜の木が、ある日突然大家さんの一存で切られてしまったことでした。毎日楽しんでいた木が、突然なくなってしまう。賃貸に住んでいると、自分たちの望まない環境にさらされて住み続けなければならない不自由さがありました。

 最初は下調べのつもりで中古住宅や建売住宅を見学したりしていたのですが、どうもしっくりと来ず、今までの賃貸のマンションと変わりがないなと思い、やはり建築家にお願いして家を作りたいと漠然と考えはじめました。
 建築家を探すなかで、長浜さんのホームページを発見し、「市川の家」を見せていただくことになりました。のびのびとした空間で、家族それぞれの個性が家に生かされていると感じ、私たちも長浜さんと家を建てたいと感じました。そんなところから私達の家づくりが始まりました。

 まず、どんな家を作りたいのか、どんな生活をしているのかを具体的に聴いてくださり、その後、何度かの打ち合わせを通して図面が出来上がっていきました。生活のシーンのひとつひとつを考えながら、間取りを調整し、納得のいくまで設計図を詰めていきました。東日本大震災の後の着工となり、材料の調達などの問題も抱えながらのスタートとなりましたが、工務店の方とも連絡を取り、コストと機能性のバランスを考えながら、微調整を続けつつ工事が進んでいきました。建設作業が進む途中でも、そのときの私たちの要望をフィードバックしながら進めてくださいました。

 住み始めて6年が経ちますが、家全体で、漆喰の内壁、フローリングなど、ナチュラルな素材を多く使っており、風通しが良い自然な生活空間です。いまでも、旅行で何日か家を空けて帰ってくると木の香りを感じます。また、家のそれぞれの部屋が緩くつながっていて、それぞれの気配を感じながら生活しています。
 住んでいて、シンプルなデザイン性の良さも実感します。外の風景が窓の中にうまく取り込まれ、季節の移り変わりを感じながら生活する毎日です。幾何学的なラインのシャープな美しさをもちつつ、それが窮屈ではなく、温かいぬくもりを感じる、落ち着ける家となりました。

 長浜さんは家が完成した後も何度も訪問してくださり、自らの作品として大切にしてくださっているのを感じます。家を建てることは建築家と施主の共同作業だということを、改めて実感しています。
 2年前には新しい家族が増え、二人だけの生活からにぎやかな生活になりました。子どもが家全体を遊び場にして走り回る毎日です。この家がこれからどんな新しい表情を見せてくれるか、楽しみです。


This is truly “our home.”

「井の頭の家」S様


After our children no longer lived at home and our retirement came closer, we decided it was time to move into a new house. We loved our old house in a wooded section of Mitaka City, but it was cold (no insulation) and in need of constant repair. We dreamed of a sunny, warm, convenient, and environmentally-friendly house. If possible, we want our house to be close enough to nature that we could attract birds and butterflies.
We found land close to Inokashira Park, but there were some problems. One old house had been torn down to create four small lots; ours was in the rear (旗竿敷地), surrounded by houses on all sides. Our main worry was whether we could bring sunshine into the house. An internet search led us to Living Design Center Ozone, who introduced us to Nagahama san. We visited one of his houses and were attracted by the simple lines, the use of wood, and the open, light-filled spaces. We knew immediately that this was the kind of house we wanted to live in.

Mr. Nagahama consulted us constantly throughout the process of designing and building our house and introduced us to design features and high-quality fittings that we had never known about. With him we visited lumber yards, tile and stone dealers, fabric shops, kitchen and bathroom display rooms, wooden floor dealers, a bathtub specialist, and curtain and shade dealers. He introduced us to makers of craft furniture and stained-glass. He included us even in the choice of door knobs and the handles used for kitchen cabinets. Designing and building the house was a time-consuming process, but it has made us feel that this is truly “our home.”

We feel comfortable and happy in our new house. Mr. Nagahama surprised us by adding a few touches that remind us of our old house, especially a sliding glass door that leads from the genkan into the living room. The kitchen is larger than usual Japanese kitchens, allowing us to cook together. Our upstairs study has plenty of bookshelf space and a long desk that allows enough space for two people to work. Our bathroom looks out onto a small Japanese-style garden that features a butsuzo brought from our old house. Above all, Mr. Nagahama was successful in bringing in the sunlight; the sun well (吹抜) floods our first floor with light. And sometimes, birds and butterflies visit the small green spaces that enclose the house.

Thank you, Mr. Nagahama.


想いをぎゅっと詰め込んだ家

「向台町の家」I様


戸建てというのは決めていたものの、分譲住宅や大手ハウスメーカー、地元の工務店等を見て回るなど、最初は自分達がどんな家に住みたいのか、よくわからないで模索していました。
 そうした中「リビングデザインセンターozone」で、私達のイメージする家や家づくりについて詳しく聴き取りをしてもらい、その結果紹介していただいた建築家の中の1人が長浜さんでした。何人かの建築家の方とお会いしたのですが、長浜さんの、大らかで凛としながらも柔らかかさを含んだ住宅デザインと、誠実で芯があって、なおかつ建築家としての考えを一方的に押し出すのではなく建主の想いに寄り添ってくれるお人柄に惹かれ、設計をお願いすることにしました。
 設計を進めていく中では、丁寧にこちらの希望を引き出していただき、どんどん家づくりが楽しくなっていきました。結果、夫婦共にたくさんの要望を出すこととなりましたが、長浜さんにはそれらを一つひとつ具体的・現実的な形にして提案して頂きました。そして最終的には私達の多くの想いをぎゅっと詰め込みながらも、長浜さんの作風である大らかさをもった家となり、さすが、の一言でした。
 住み始めて3年目ですが、風の通り具合や室温の快適さはもちろん、光りの入り具合によって変化する室内外の光景等、常に新鮮さや楽しさが感じられ、癒される家だと感じています。大満足の家づくりができました。


なぜ設計を依頼したのか

「桜丘の家」K様

賃貸住宅で暮らす中で、家に合わせて暮らすことに疑問を持ちました。マンションや建売り住宅、カタログで選ぶハウスメーカーの家では同じ事になってしまいます。建築家に設計を依頼するにあたっても作品性を一番に考えている様な人では、やはり建物にあわせて暮らすことになりかねません。
自分の家を建てようと思ったら考えなければならないことが山ほどあることに気がついたけれども、それは自分の生活観や人生設計を見つめ直す作業に他ならず、言いかえれば家族の物語をかたちづくる作業なのだと思います。それを一緒に出来る人を選びました。

建築に関してとても誠実な方で、信頼してお願いすることが出来ました。
設計段階では、ご自身の主張というのはほとんどなさらず、常に施主の希望を引き出すスタイルに徹しておられた様に思います。私たちの希望をじっくりと時間をかけてヒアリングして、プロの立場から具体的なアイデアを出して形にしていただく、という流れでした。
私どもが、長浜さんを選んだ大きな理由の1つに、今までの建築事例を拝見していて、無垢材、漆喰、アイアンといった様々な素材の総合的な配置と量的なバランスがとても美しいということが挙げられます。強い主張のある建物ではありませんが、それぞれのお施主さんの意見を聞き入れながら、どの家も美しい佇まいを見せるところが長浜さんの「作風」だと言えるかも知れません。


やっと巡りあえた建築家

「市川の家」M様

建築家探しを始めて5人目に巡り会ったのが長浜さんです。
清々しい作風に惹かれてお会いしましたが、依頼の決め手となったのは優れたバランス感覚でした。デザインや住みやすさはもちろんのこと、構造や材質、機能性、コスト等をバランスよく配慮してくれる。この人なら、家造りを安心して任せられると確信しました。

実際の家造りでも、難題の数々を的確なアイデアで克服、迷走しがちな私たちを根気よく引っ張ってくれ、爽やかな作風からは想像もできない強い決断力に何度も助けられました。
一見シャイな雰囲気ですが、家造りへの情熱を内に秘めた熱い人だと思います。

おかげさまで住み始めて10年近く経った今でも、毎朝起きるのが楽しみな家になりました。
長浜さんの手掛ける家の良さを少しでも判って頂ければと思います。

住むほどに居心地の良さ

「吉祥寺の家」S様

海外での長い生活経験を通じて居心地の良い住まいに住むことがいかに大切であるかを痛感していました。一生に一度の大きな投資。十分に納得のできる生活空間を築こうと、依頼先の選定には時間をかけて丁寧に検討しました。
最初は大手ハウスメーカーのモデルハウスを見学したり、地元の工務店の手がけた住宅を訪問したりしましたが、だんだん物足りなさを感じるようになり、結局は設計事務所の中から気に入ったところを選ぶことに決め、自分の好みに合った作風の建築家をリストアップして片端から訪問して話しを聞きました。

長浜さんに設計監理をお願いすることにした決め手は一言でいうならば「設計力」です。家を立てる土地は四角形の一変を大きく切り取ったような変形をしており難しい条件でしたが、私たちの願いをうまく取り込んだ設計を一発で提案してくれました。施主の意見に真摯に耳を傾け、施主の願いや好みをしっかり理解していたからだと思います。
完成した家は、私たちの要望をきちんと実現していますが、同時にしっかり長浜さんの作風は表現されています。珪藻土の白い内壁、無垢ナラ材のフロアリング、天井を走る赤松の梁など、風合いのある自然素材を使った空間はストレスフリーな空間を提供してくれます。協力工務店の腕の高さも特筆に値します。外壁と内壁は左官職人による手塗りです。入居して3年が経ちますが未だに全くひびが出来ません。住むほどに居心地の良さを感じます。各々のユニットが無駄無く機能的に配置されています。外観も周囲の環境と調和しつつ控えめな主張のある家です。