海を望む通り土間の別荘
シーカヤックを楽しむための拠点として、伊豆半島の突端に計画された別荘です。
アプローチから海へ南北に抜ける1階の通り土間は、広い玄関であるとともにカヤックを収納するスペースでもあります。
通り土間と同じく南北に開き、周囲の深い森を楽しみ、木立の合間から海を臨む2階のリビングは、壁と天井を全てラワン合板で作られ、ソリッドな印象でありながら木に包まれたぬくもりも感じられます。
豊かな森に囲まれた環境を楽しむ一方で、海から吹き付ける風雨に備える必要から、1階の通り土間と2階リビングの大きな木製建具には、外壁と同じ仕上げの雨戸を用意しています。
撮影:冨田治